こんにちは。
今回は先日入手した組織培養キットを使って水草を増やしてみる実験です。
※なんの知識もないド素人ですので、記事の内容に間違い等多々あると思いますがご了承ください。
培養キットの中身は?
2回分の実験に必要なものが一通り入っています。
ビニール袋・培地の元・殺菌剤・塩素・結束タイ・マドラーが入っています。
その他のスプレーボトルや紙コップは100均で買ってきました。
左上のガスバーナーは湯沸し用です。
培地を作る
植物を培養するための培地を作ります。
組織培養の水草を買った時に入ってる寒天みたいなアレですね。
3種類の水草で実験するので、3つの紙コップそれぞれにビニール袋をセットしてスタンバイ。
そしてキットに入っているこれが培地の元。
これを紙コップに入れ、沸騰させたお湯150ccを注いで良く溶かす。
これを先ほどのビニール袋に分けて注ぎ、口の部分を折り曲げてそのまま冷めて固まるまで放置。
実験に使う水草は?
一回の実験で3カップ分作れるようなので、水草も3種類用意しました。
ボルビティス、ミクロソリウム、ハイグロフィラ・ピンナティフィダです。
増殖スピードの遅いブセファランドラも試してみたかったんですが手元になかったのでボルビとミクロソリウムで代用(?)です。
ピンナティフィダは水槽中でも切れ端から再生するくらい生命力が強いので、たぶん上手くいくんじゃないかなーということで参戦決定。
水草を解体して外植体を作る
植物から培養するために切り出した部位を外植体というらしいです。
どの部分を使うといいのか全く分からないため、幾つかの部位を切り出して試してみましょう。
準備ができたら次に殺菌剤を用意します。
この粉末を紙コップに入れて、水を大さじ1杯分入れて混ぜます。
それを紙コップ3つに分けて、それぞれの水草の破片をいれて殺菌します。
説明書には漬け時間は一瞬~数時間とかいてあったので、とりあえず先に作った培地が冷えて固まるまで入れておきます。
いよいよ置床!
外植体を培地に植え付けることを置床(ちしょう)と言います(受け売り)
本来この作業は雑菌等が入らないように無菌状態で作業しなければならないので、高価な装置が必要らしいです。
ですが、このキットを使うとそれらを使わずに自宅のテーブルで作業できます。すごい!
では、無事に培地が冷え固まったので植え付けていきましょう。
といっても、プルプルの培地の上にちょんちょんと置いていくだけの簡単作業。
先の作業では3つに切り分けたピンナティフィダですが、茎の節目の部分を追加して4つにしました。
他の2種類も同じように植え付け。
最後に殺菌して密封
最後の仕上げに、袋の中を殺菌して密封しましょう。
粒状の次亜塩素酸カルシウム一粒を100ccの水に溶かし、スプレーボトルで袋の中全体に掛かるように噴霧します。
そのまま袋の口を閉じて結束タイで縛ったら作業はすべて完了です。
あとは直射日光の当たらない明るいところへ置いておけばいいらしい。
さーどうなるでしょうか?楽しみですね!