こんにちは。
ヤマトヌマエビの繁殖には前に一度挑戦して惨敗しているたかねこです。
あれからしばらく抱卵しても放置していたんですが、たまたま「もうすぐ孵化するかも?」という個体を見つけたので再度チャレンジしてみました。
まずは水槽の準備から
前回はプラケースを使用しましたが、今回は30cm水槽を使用。
ここにメイン水槽の水と底砂をプロホースで吸ったデトリタスたっぷりの水を少し加えてエアレーションし、稚エビの餌となる微生物を沸かしておきます。
数日してデトリタスが底に沈殿して落ち着いたところで親エビを投入しました。
そこに溜まっていたデトリタスは親エビがあらかた食べてしまったらしくフンだらけになってしまいましたが、ガラス面にはうっすらと苔が生えていい感じ。
たぶん苔と一緒にいろんな微生物が付着していると思われます。
無事にゾエア誕生!
さらに数日たったある日、水槽の中を水流に乗ってボウフラのようなものが舞っていました。
そう、ヤマトヌマエビのゾエア誕生です!
前回のときには一晩で一気に孵化したんですが(動画参照)
今回は毎日少しづつ孵化しているようで、しばらく様子を見ていましたがゾエアの数が一向に増える様子がありません。
おそらく次々と孵化しているが、汽水でないためにどんどん死んでいっていると思われます。
なので、適当なところで見切りをつけて次の段階へ進みます。
徐々に汽水へと近づけていく
ヤマトヌマエビは淡水域で産卵・孵化したゾエアが下流へと流されていき、汽水域で育つという生態をもっているので当然水槽内でもその環境を再現しなければなりません。
今回は最終的に海水の50%濃度になるようにする予定ですが、前回いきなり汽水にぶっこんだ結果全滅させてしまったので緩やかに塩分濃度を上げていきます。
やりかたとしては人工海水の素を30cm水槽の水量に溶かした時に海水の50%濃度になる分量を計算し、バケツ等の別容器に入れて2L程度の水であらかじめ溶かしておく。
ちなみに今回はこの人工海水を使いました。
これをエアホースを使ったサイフォン方式で、ゾエア水槽に2日ほどかけてゆっくり落としていきました。

こんなイメージです
無事汽水に切り替え完了!
バケツの中身がすべて水槽に投入され、無事に50%汽水になりました。
ゾエアたちの様子が気になって毎日朝晩観察していますが、目に見えて減ってはいない様子。
一週間ほど経つと少しずつ大きくなって、ボウフラのような形だったものがだんだんとエビっぽくなってきてるような気がします。
とりあえずこの記事を書いている時点ではこんな感じ。

だいぶエビっぽいフォルムになってきている

尻尾の形もエビっぽくなる
まだ体長3~4ミリほどで水中を漂っているので、ピントを合わせるのが難しくこんな写真になってしまいましたが雰囲気は分かってもらえると思います(笑)
それでは、次回の報告をお楽しみに!
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