こんにちは。
先日記事にしたこちらの
マツダの「ディーゼルデポジットクリーナー」ですが我が家のアクセラXDに投入後、燃料警告灯が点灯するまで走ったので効果があったのかどうかレビューしてみたいと思います。
ちなみに、前回の記事でも書きましたがこの商品が謳っている効果は以下の通りです(ディーラーのパンフより抜粋)
■ディーゼルデポジットクリーナーの効果
・インジェクターノズルの清浄
・アクセルレスポンスの回復
・キープクリーン効果
・DPF再生頻度の回復
■このような方にお勧め
・一回の走行距離が少ない
・アクセルレスポンスが悪く感じる
・最近愛車のパワーが無くなってきたと感じる
・本来の燃費性能を維持したい
・アイドリング時にエンジン振動を感じることがある
特に赤字の部分が気になっていたのでその辺を注意してテストしてみました。
実際に効果あるの?
この手の燃料添加剤系は定番の水抜き剤やパワーアップを謳うガソリン添加剤をはじめとしていろいろ出ていますが、正直効果はどうなの?と個人的には思ってます。
しかし、この「ディーゼルデポジットクリーナー」はマツダから発売されている言ってみれば純正品。
さすがに全く効果が無いものを出すわけないだろうと期待を込めて今回の実験にのぞみました。
というわけで、実際に使ってみた感想を。
まず、インジェクターノズルの洗浄・キープクリーン効果というのはエンジンをあけてみないとわからないのですっ飛ばします。
アクセルレスポンスの改善については体感できる変化は無し。
パワーもアクセルべた踏みするような場面では違いがあるのかもしれないが、日常の範囲では効果分からず。
アイドリング時の振動もとくに変わらず。
とまぁ、ここまでは正直何の効果も感じられませんでした。
さて、ここからが本題。
DPF再生頻度は改善したのか?
一番気になっていた「DPF再生頻度」と「燃費」です。
これはきっちりデータを取って調べてみました。
実験方法は以下の通り。
1. DPF再生モードが終了したタイミングで燃料タンクに本商品を投入し、軽油を満タンまで入れる。
2. 次のDPF再生が始まるまでの走行距離を計測
3. DPF再生が終わった時点から、次のDPF再生までの走行距離を計測。これを燃料切れまで繰り返す
実験結果は?
ちなみに、実験前までの平均的なDPF再生モードに入る距離は新車時で300Km、ここ一年くらいはだいたい150Km前後でした。
で、実験結果は以下の通り。
1回目のDPF再生まで 122.3Km
2回目のDPF再生まで 129.3Km
3回目のDPF再生まで 187.8Km
4回目のDPF再生まで 173.2Km
ここで燃料が空になったため、通常の軽油を入れてさらに計測。
5回目のDPF再生まで 129.4Km
予想通りというか、1~2回目は急激に悪化した結果となりました。
ここまで短距離だったことはこれまで一度も記憶にありません。
これはクリーナー効果でインジェクターのデポジットを除去した結果フィルターが汚れたのかな?と思ってます。
そして3~4回目で多少の改善がみられました。
このへんでデポジット除去が完了したのかもしれません。
ここまでの結果をみれば効果あり!と言いたいところですが、問題はその次です。
燃料切れで満タン給油したので、タンク内は通常の軽油のみとなっておりデポジットクリーナーの効果はもうないはず。
つまり、ここからは通常運転での結果になるはずですが・・・なんと実験前より悪化してます!
これには正直驚きました。
たまたま走行条件が悪かったのかもしれませんが、まさかの悪化は想定外。
これまで渋滞にハマろうが高速をかっ飛ばそうが(もちろん法定速度内でね!)ここまで悪かったことは無いはず。
あ、燃費のほうは通勤メインで実験前は平均15Km/L。実験後は13Km/Lくらいで若干さがりましたが渋滞等でこのくらいは変わるので誤差範囲だと思います。
もう少しデータを取ってみないとわからないですが、今のところ劇的な効果は無いというかわざわざ3000円出す価値はないんじゃないかなという感想でした。
もし使ってみた方がいたら効果あったかどうかコメントで教えて頂けると嬉しいですね。
なにか変化があったらまた描いてみたいと思います。それでは、また。