アウトドア 料理

釣ってきた鯉をおいしく食べよう!鯉こく&うま煮を作ってみた

投稿日:2019年9月28日 更新日:

もう何年も前から美味しい鯉料理というものに憧れている。
お店に行けば簡単に食べられるんだろうけど、自分で釣ってきた鯉を美味しく食べたいのだ。

だけど、これまで何度も挑戦しては失敗してきた。
最初に家の目の前の汚い川で釣ってきた鯉は捌こうとした瞬間にお腹からヘドロのようなものがあふれ出し、部屋中にドブのような臭いが立ち込めて食べられなかった。

そのあともなるべく奇麗な川で釣ってみたり、泥臭さが弱くなると言われて寒い時期に釣ってみたりといろいろチャレンジしてみたがなぜか皆泥臭くて美味しいというには程遠い出来のものばかりでした。

美味しい鯉ゲットのチャンス到来!

たまたまドライブ中に通りかかった川でアユ釣り師たちを見かけたので、車から降りて川の様子を眺めているとさすがに鮎の棲む川。水の透明度が違いますね。
川底は砂利と岩でヘドロなんてどこにもない。

泳いでる鮎が見えないかなーと水中を凝視していると黒い魚影が群れているのが見えた。

鯉だ!

ここの鯉なら少なくともヘドロを食ってるということはないだろう。

うーん、なんとかして釣りたい!

幸い車にはコンパクトロッドとリールはある。
これでパン鯉くらいなら出来るので、すかさずコンビニに走って食パンを買ってきた。

間に合わせの仕掛けで鯉釣り開始

ちなみに、パン鯉するときの食パンはセブンイレブンのやつが一番釣れるような気がします(個人的な感想です)
それと適度なしっとり感があり比重が重めなので、パンの重みだけで投げる場合でもそこそこ遠投することができるのもいい感じ。

そんなわけで、さっそくリールから伸びたラインに直接針を結んだだけの簡単仕掛けを作る。

そしてちぎった食パンをいくつか投入して鯉の反応を見てみるがあんまり反応なし。

こういう奇麗な川の鯉は浮遊物を餌と認識してないんだろうか?
いろんなものが浮いて流れてくるどぶ川の鯉はすぐに飛びついてくるのに(笑)

とりあえずパンを餌だと認識してもらおうと、食パン2枚分くらいを連打で投入。

群れの中の一匹がパンをつつくような動きを見せたのですぐに針に付けたパンを投入して流していくが、近寄ってはくるもののすぐに見切って逃げていく。

しばらく粘ってついに・・・

一時間ほどパンを流すコースを変えてみたり、固めに練って沈めてみたり試行錯誤したけどまったく釣れず・・・パン鯉でこんなに苦労したのは初めて(´・ω・`)

いったん土手の上にあがって鯉たちの様子をチェックしてみると、一か所流れが澱んでるポイントで数匹の鯉たちがうろうろ回遊しているのを発見。

パンも残りあと1枚、このポイントにすべてを掛けて勝負!

付けエサのパンが流されてポイントから外れてしまわないように、岸際から水面に向かって伸びている草にひっかけた状態でじっくりとあたりを待つ。

その周りにも一口サイズにちぎった食パンを撒いてしばらくすると群れの中の一匹がパクっ、パクっとパンを吸い込み始めた。

よしよし、そのまま・・・

食った!

上がってきたのは体長50センチほどの奇麗な魚体の鯉でした。

さて、どうやって持ち帰ろう?

無事に釣りあげたのはいいけど、どうやって持ち帰ろうか?

鯉は死ぬと身が臭くなるらしいので生かしたまま持ち帰りたい。

そこで車の荷室に積んであったホムセン箱の中身を取り出しそこに90Lのゴミ袋をセット。

川の水を半分くらいの深さまで入れてそこに鯉を放し袋を密封。
これで箱のふたも閉めておけば水漏れも心配無さそうなので、いつも以上に丁寧な運転でそーっと帰宅。

そんな感じで無事に家まで連れ帰ることに成功。

調理を開始する前に・・・

というわけでキッチンに鯉を運びこむ。

車内の高温で水がぬるくなっていたので氷を投入してみた

綺麗な川で釣った鯉なのでこのまま調理してしまってもいいんだが、気休め程度でも泥抜きするために2時間ほどエアレーションしつつ奇麗な水に泳がせておきました。

そういえば鯉は胃がないため、食べたものが長時間お腹の中に溜まることが無いという話を聞いたことがあるんですが本当でしょうか?
もし本当なら短時間の泥抜きでも多少は効果がありそうな気もするが・・・

ちなみにサンマは本当に胃が無いので食べたものを30分ほどで排泄してしまうので、内臓ごと食べても美味しいんだそうですよ!
俺もサンマのワタは大好きで、頭と中骨以外は全部綺麗に食べる派です。
友人は頭と中骨も全部食べると言っていたが・・・たまに骨が喉にささるとか(笑)

それでは鯉を捌きます!

鯉の調理方法についてはいろいろあるようです。
本場の長野では生きたまま筒切りにして内臓ごと甘辛く煮込んだ「うま煮」という料理があるそうで、今回はこの「うま煮」と鯉料理の代表格である「鯉こく」を作ろうと思います。

この場合、内臓はもちろん血もそのまま調理することになると思うんだけど生臭くなったりしないんだろうか?

綺麗な湧き水で養殖した鯉なら大丈夫なのか?
でも今回は野生の鯉なので念のため血抜きをしてから調理しよう。

エラの付け根を切って血抜きしてるところ

血抜き完了した鯉。心なしか瞳孔が開いてるような・・・

血抜きができたらお腹を開いてみる。

開いた瞬間、かすかにムッとする臭いがしたが歴代の鯉たちと比べたら雲泥の差。
とりあえず内臓を小皿に取り分けてみた。

小皿に取り分けた内臓と浮袋

鼻を近づけてみるとちょっと臭うような・・・食べても大丈夫な匂いなのか判断がつかないので今回はパスしておきます。ごめんなさい。

さて、ここからはサクサク捌いていきますよ。

内臓と鱗を落としました

頭を落として・・・

胴体部分を輪切りにします

この輪切り作業、ふつうの包丁でやったらすごい苦戦しました・・・切り口が汚いのはそのせいです。
やはり中骨を切る作業には出刃包丁とかあったほうがよさそう。

こんな感じの切り身になりました

調理開始!

それではまず鯉こくを作っていきましょう。

鍋に水と酒と切り身を入れて沸騰させます。

すぐにアクが浮いてくるので丁寧に掬いながらじっくり煮込んでいきます。

その間に並行して2品目、うま煮を作っていきましょう。

まずは鍋に砂糖、しょうゆ、みりんを入れて沸騰させます

 

タレが沸騰したところに切り身を並べて入れる。

落し蓋をして15分ほど弱火~中火で煮込む。このとき吹きこぼれに注意!

15分ほど煮込むと水分が飛んでタレがトロトロになってくるので、水と料理酒を切り身ヒタヒタになるくらいまで入れて再度煮詰めていく。

このくらいまで煮詰まれば完成!

ほんとは一度冷ましたほうが味がしみ込んで美味しくなるそうですが、今回は省略。
これでうま煮のほうは完成!

続いて鯉こくを仕上げていきます。

一時間半ほど煮込んだもの。うっすら黄金色の出汁が出てますね

この段階で味見してみましたが、かなり旨みの濃いいい出汁がでてました。
匂いはちょっと川魚っぽい感じはあるけど、これは風味と言っていいレベルかな。
たぶん味噌で味付けしたら気にならなくなるでしょう。

あとは味噌を溶かして30分ほど煮たら出来上がり!

これで2品が無事にできあがりました!

いよいよ食べてみましょう!

まずは鯉こくから。

汁はとにかく出汁の旨みが強く結構うまい。
独特な香りが若干あるんだけど、これが鯉の風味なのか川の臭みなのか判断に迷うところです。
そして身のほう多少パサつくのと匂いが強めで気になるので美味いかと言われると正直それほどではないかも・・・

そしてうま煮のほうも試食。

こっちは濃い目の味付けのせいか臭みはまったく気にならず、甘いタレと絡んでめちゃ美味い!
今回は手抜きして一旦冷ます工程を省略したせいで中のほうまで味が染みてなかったんですが、きちんと作ってたらそうとう美味しかったんじゃないでしょうか?

というわけで、初めて美味しく食べられる鯉料理を自分の手で作ることができて大満足!
初めて作ったうま煮が想像以上に美味しかったので、次に鯉が手に入った時はまるごとうま煮にしてしまうかもしれない(笑)

ただひとつ気になるのが、今回どちらの料理もなぜか小骨が多くて食べるのに苦労したこと。

こんな形の小骨が至る所に潜んでます

なんだか見覚えのある形だとおもったら、以前ニゴイを食べた時の骨にそっくり。

釣ってきたニゴイを捌いて食べてみた

鯉科の魚は小骨が多いんでしょうかね。
まだニゴイのほうが全然食べやすいレベルでした。

というわけで、次は長野あたりに行って本場の美味しい鯉料理を食べてみたいですね。それではまた。

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